試験の合格基準
科目:①法令 ②保安管理技術 ③学識
各科目が各々正答率60%以上。
まんべんなく勉強する必要があります。
高圧ガス製造保安責任者 甲種化学の資格取得には2つの方法があります。
①国家試験3科目受験
②講習→検定で2科目→国家試験で1科目(科目免除のこと)

2つの方法ってどっちが楽なの?
【結論】講習→検定→試験が鉄板ルート!
合格率を見ていきましょう
令和2年合格率
【国家試験】
甲種化学(全科目):133人/470人、合格率28.3%
(科目免除):212人/241人、合格率88.0%
甲種機械(全科目):228人/680人、合格率33.5%
(科目免除):274人/326人、合格率84.0%
乙種化学(全科目):399人/1596人、合格率25.0%
(科目免除):418人/603人、合格率69.3%
乙種機械(全科目):667人/3251人、合格率20.5%
(科目免除):628人/844人、合格率74.4%
【検定】
甲種化学:254人/450人、合格率56.4%
甲種機械:317人/553人、合格率57.3%
乙種化学:189人/741人、合格率25.5%
乙種機械:359人/1430人、合格率25.1%
※上位資格の甲種のほうが合格率が高いのは受験者の属性によるものと思われます。。。

国家試験1発合格は難しいけど、検定経由なら合格率は高いね!
どちらのルートを選ぶか
① 国家試験三科目
11月に行われる国家試験で学識・保安管理技術・法令の三科目を受験して、すべての科目で60%正解する必要がある。
全科目を1度に受験する際の合格率は20%~30%台。
②講習4月→検定で2科目5月→国家試験で1科目(科目免除のこと)
毎年春頃行われる高圧ガス保安協会主催の3日間の講習を受講
→5月末に学識・保安管理技術の検定試験を受験し合格。(正答率60%以上)
※検定のみの受験は不可。
→11月に行われる国家試験で法令を受験し合格。(正答率60%以上)
検定合格者の法令の国家試験合格率は90%。

会社が許可してくれて、お金を出してもらえるのであれば、比較的難易度が低い②がお勧めです。
講習・検定ルートはなぜ合格率が高い?
講習・検定ルートは一般的に合格率が高く、私もこちらのルートで合格しました。
なぜ国家試験1発ではなく、講習・検定ルートをおすすめするのでしょうか。
講習・検定ルートがおすすめな理由
講習で検定の出題ポイントを教えてくれる。担当の先生によっては「今年は…」と教えてくれました。2回講習を受けたのでわかったことですが、年によってちゃんと重要ポイントが違っていました。
・検定の方が国家試験より試験問題の難易度が少し低い。
・勉強時期が分散される。
・検定だけでも合格すれば、3年間は2科目合格で科目免除が受けられます。
通常の受験では科目合格はないです。
講習・検定ルートのデメリット
ほぼないです。強いて言うならば、お金でしょうか。
・講習・検定はすべての都道府県で開催されるのではない
→自宅周辺で開催がなく遠方に行かざるを得ない場合がある
→交通費・宿泊費・受験料(令和3年に29,000円に値上がり!めちゃ高い)
・検定受験時の交通費・宿泊費も必要になり大きな金額となります。

私の場合、10万くらいかかったな。。。
すべて会社負担だったから気にしなかったけど(笑)
【結論】講習・検定ルートがやっぱりおすすめ!
繰り返しになりますが、講習・検定ルートがやっぱりおすすめです。
自動車免許と同じように、試験一発合格という選択肢もありますが、特別な経験がある方やかなりの自身がある方を除けば、講習からこつこつやっていくのが王道です。
次回は講習・検定試験の中身について書いていきます~。
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