工場にて化学系研究職の私が2年かけて公害防止管理者2種に合格した時の体験談です。
私は仕事で水質に関わることを取り扱っていたので、単語の意味などはある程度なじみがありました。ただ社会人2年目の秋の受験だったので、当然ながら私の持っている知識は大した量ではなかったと思います。
なので、ほぼ初心者・理系出身・研究職の勉強法として参考にしていただければと思います。
合格までの体験談
・勉強の開始時期
試験の4か月ほど前から本格的に勉強を始めました。
試験が10月の第1日曜だったので、6月ごろから始めました。
・1日の勉強時間
平日1時間、土日3時間ほどでした。
(昔だったので)平日はしっかり残業があり、正直ほとんど勉強時間が取れませんでした。
なので私は昼休みを活用していました。
50分の昼休みのうち40分くらいを勉強していました。
帰宅後は日中覚えた範囲の例題を解いたりして、軽く確認していました。
土日はしっかり…!!と言いたいところですが、たったの3時間でした。
理由は暗記科目の勉強が苦手だから…というだけです。それ以上は集中力続きませんでした。
本当はもっと勉強したほうが余裕をもって合格点と思います。。。
勉強する範囲が広いので、毎日短時間でも内容を確認して
反復する中で覚えるのがいいのかなーと思います。
短時間で一気に覚えられる方はそのほうがいいと思いますが…
・勉強方法
私の作戦は、①まず概要を学ぶ ②過去問の暗記 ③計算は落とさない
①基礎、とタイトルにつく本で一通り学ぶ
初めから過去問でOKという意見の方も多くいらっしゃるとは思うのですが
仕事で公害防止管理者水質の内容使う場面が多く想定されたのでせっかくならと思い、勉強しました。
勉強していく中で、「あの打ち合わせ、この話だったのか~」という場面もありました(もっとはやく勉強するべきですよね…)
1点ポイントなのが、一通り、というところです。
ここで例題などにこだわりすぎると過去問にたどり着けないので、
ざっくりつかめたな、くらいで過去問に移行しました。
ひととおりテキストで内容をつかんだら、過去問に挑戦。
過去問で自信のない範囲はまたテキストに戻って…行ったり来たりしました。
②5年分の過去問を暗記する
理由としては、毎年ほぼ同じような問題が出ているから。
言い回しを見事に変えて、数年ごとに出ていますね。
私の場合は5周ほど解いて、わからない問題は答えを暗記するまで解きました。
(間違えた問題をノートに書き写して、持ち歩いていました)
③計算は簡単(なことが多い)
計算問題の出題数は少ないので、捨ててもOK、という方もいるかもですが
私は絶対落とさないよう心掛けました。
計算問題はパターンが決まっているからです。
また、個人的な理由では暗記が苦手で、暗記で何点取れるかわからないから。
繰り返しですみません。
計算問題のほうが好きだからというだけです。
かっこ書きしましたが、当日もし解けない問題に遭遇しても
自信が持てるまで勉強しておけば、安心して捨てることができます。
使ったテキスト
・図解 公害防止管理者 国家試験合格 基礎講座 水質編
めちゃくちゃわかりやすいというわけではないですが、
丁寧に解説されていて、試験勉強の導入にピッタリです。
特にちょこちょこ出てくる例題・過去問が結構難しいです。
心が折れそうになりますが、解説を読んだり、前のページに戻って丁寧な説明を読み直したり、
理解しやすいです。
ある程度知識のある方なら
過去問だけで
1か月もあれば合格できます!
・公害防止管理者等国家試験 正解とヒント 水質関係第1種~第4種
過去問です。
アマゾンや楽天、本屋さんで購入できます。
これを5周くらい解いて、答えも覚えられれば合格かなと思います。
買ったけど使わなかったテキスト
・新・公害防止の技術と法規 シリーズ 水質編
いろんなブログを見て上記2冊と合わせて3冊あれば万全!とあったので購入しました!
が、法令が書いてあったり、ルールが書いてあったり、細かく書いてあったり…。
何が言いたいかというと、辞典を読んで勉強するような感じで、難しいです。
また試験に出るような重要な内容は図解 公害防止管理者 国家試験合格 基礎講座 水質編に、
書いてあるので正直なくてもよかったかな、と思います。
ちなみに電話帳くらいの厚さがあり、本屋で買って持って帰ると、とても重いですよ。
※会社予算で試験を受けるときはテキスト代も出たのに
当時の私は知らず、自費で購入しましたよ。会社予算で受ける方は確認したほうがいいと思います。
次回は、試験当日について書きます。